パチンコで勝つために何が必要なのか、パチンカーからすれば永遠のテーマとなりそうです。
スランプグラフのデータを見たり、他の店舗の稼働状況を見たりなどありますが、勝率をアップさせるために確実な方法とされるのが「釘読み」です。
パチンコの釘読みについて知りたいと思っても、簡単に人には聞けないことかもしれません。
そのため、今回はパチンコの釘読みについて基本的なことから応用まで含めた内容を扱います。
興味が湧いた人は最後までお読みいただけると幸いです。
パチンコの釘読みとは
パチンコの釘読み、言い換えれば釘を見てパチンコの優良台を見つけることを意味します。
基本的には下記で紹介する釘の位置を見極めたうえで、優良台か否かを判断することになります。
考え方としては、最終的にパチンコ玉がスタートチェッカーに多く入れば入るほど回転数が上がるので、相対的に投資が抑えられるのです。
釘の位置が悪ければ、スタートチェッカーにパチンコ玉がたどり着きにくいため、パチンコの釘読みは必要な要素と位置付けられます。
ヘソ入賞からの初当たり後で重要となる電サポ釘も出玉の増減に影響しますが、機種によって位置が異なるので、今回は記載の対象外としております。
釘読みで知っておくべきパチンコの釘5選
パチンコで釘読みをしてこなかった人がいきなり釘読みをして短時間で実践するのは難しいかもしれません。
そこで、最低限覚えておくと役立つパチンコの釘5選と題して紹介します。
また、優良設定とされる釘の状態についても合わせて紹介します。
命釘(ヘソ釘)
パチンコ台の中で最も有名な釘といっても過言ではないのが命釘です。
スタートチェッカーの上にある左右の釘が命釘と呼ばれています。
パチンコの玉の直径が約11mmであることを踏まえると、それよりも広ければスタートチェッカーに玉が入りやすいことになります。
ただ、命釘の場合、左右の釘の両方あるいは片方が微妙に上下していると、それだけでスタートチェッカーに玉が入る確率も上下してしまうのです。
パチンコ玉は左から右へ来るため、右側の命釘を少し上げておくと、玉が当たった時に反発してスタートチェッカーに落ちやすくなります。
他の釘との兼ね合いもありますが、基本的に命釘はパチンコ玉の直径より広くてかつ右側の釘が少し上がっていれば優良設定の証と言えるでしょう。
スルー釘
スルー釘は構造物の周辺にある釘一帯を指します。
画像では「GO」と書かれた辺りの釘がこれに該当するため、構造物の間をパチンコ玉が通ることで本来の役割を果たしますが、主に時短やST確変などに突入した時に重視されます。
機種にもよりますが、構造物の間をパチンコ玉が通らないと電サポが機能せず、出玉が減ってしまうことが多いです。
「GO」と書かれた構造物の右側にある釘を右下に下げ、上部にある釘はパチンコ玉が通りやすいように広げてあると、構造物の間を通り抜けやすくなるので、優良設定と判断する1つの基準となります。
道釘
道釘は風車からスタートチェッカーの間にある釘一帯を指します。
特に画像で白く囲ってある部分が重要です。
その部分がパチンコ玉の直径より広い状態だと、パチンコ玉がこぼれてしまいスタートチェッカーにすらたどり着けません。
ただ逆に、パチンコ玉が落ちにくいように狭めてあれば、パチンコ玉がスタートチェッカーへと向かっていく確率が上がるので、優良設定といえます。
鎧釘
鎧釘は一般的に風車の部分を含めた画像で赤く囲ってある一帯の釘です。
別名で「寄せ釘」とも言われます。
特に風車の部分が重要です。
風車の部分の釘が右に寄っていれば、パチンコ玉が道釘へと流れていきにくいため死に玉が増えます。
反対に左側へ向いていれば優良設定と判断できますが、風車の上にある釘の向きがパチンコ玉を通しやすいように設定されていれば、優良設定と見抜きやすいです。
ワープ釘
ワープ釘は文字通りワープゾーンの手前にある釘のことです。
パチンコ台におけるワープゾーンとは、スタートチェッカー手前までパチンコ玉が移動し、高確率でスタートチェッカーに入るチャンススポットという位置づけです。
機種によって多少の違いはありますが、画像にある上下のワープ釘がパチンコ玉が通らないように狭めてあると、パチンコ玉がワープゾーンに入りづらくなります。
反対に、上下を広くしていればワープゾーンに入りやすく、相対的にスタートチェッカーに入りやすくなります。
パチンコで釘読みを行うメリットとは何か
パチンコで釘読みを行うメリットについて紹介します。
主なメリットについて2つ紹介しますので、釘読みを行う理由が見えてくるかもしれません。
無駄な投資を避け勝ちにくい台に座らずに済む
釘読みを行うことで、パチンコ台の釘の良し悪しがわかるようになります。
すると、スタートチェッカーに入りにくい台を敬遠できるようになるため、無駄な投資を避けることが可能です。
例えば、1,000円で平均で15回転する台と20回転する台があった場合、単に運で上振れしているのではなく、釘によって「回り」が変わります。
上記で紹介した釘の設定が仮にすべて悪かったとすれば、1,000円で10回転も回らないということもざらにあります。
スタートチェッカーに入らなければ、大当りの抽選を受ける機会も減るため、相対的に勝ちにくい状態を生んでしまうのです。
つまり、釘読みを行うと無駄な投資を避け、勝ちにくい台へ座らずに済みます。
勝ちやすい台および優良なホールの見分けがつきやすい
釘読みを行うと勝ちやすい台に座る確率が上がります。
適当に打っても勝てる人は勝てますが、パチンコは胴元が勝つシステムとなっているため、パチンカーが勝率を上げるためには、誰も打っていない台の釘をみて、さらにスランプグラフで前日や前々日の出玉状況を見るといった要素も加えましょう。
また、優良店ならイベントで釘を良くしていることがあるため、さらに勝率が高まります。
逆に言えば、店のイベント日に釘が悪い状態(ホールに通っていること前提)だと優良店ではないと見切りをつけ、別の店で打つといった選択肢も生まれます。
釘読みを行うことで優良店ではないと判断できる点も勝率を上げるためには大きな要素です。
釘読みのコツがあるとすれば…
パチンコ台は縦からの視点と横からの視点では見え方(ヘソ釘は縦、スルー釘は横など)が異なります。
釘読みのコツがあるとしたら、この2つの視点でパチンコ台を見ることです。
パチンコ台の設置状況からして、360度見渡すことは無理ですが、限られた角度で縦と横それぞれの視点から見るほか手立てはありません。
また、釘読みを覚えても1回だけ実行してすぐに身につくものではなく、習慣化してスキルとして身に付ける必要があります。
さらに、パチンコ玉が流れるイメージをつかみながらシミュレーションしてみるという手段もあるので、釘読みは多角的視点が求められます。
パチンコの釘読みが効果を発揮しやすい店内状況について
パチンコ店で釘読みを実行するにあたり、効果が発揮しやすい店内状況について紹介します。
平日でも一定数の稼働状況が見込める
パチンコ店はお客さんがいることで成り立っている商売です。
釘読みをするには、平日でも一定数パチンコ台が稼働していれば、少なくとも1台は優良設定にした釘は見込めます。
平日に一定数の稼働状況が見込めれば、お客さんが集まりやすい週末には釘の設定が特に期待できる優良台が見つかりやすくなります。
裏を返せば、平日にほとんどパチンコ店に客がいなければ、パチンコ店は利益を確保しようとするため優良台は入れないでしょう。
ゆえに稼働状況が良い店舗で釘読みを行えば効果が発揮しやすいということです。
同じ機種を多めに扱っている
パチンコ店によっては同じ機種を多めに扱っています。
例えば、海物語シリーズは老若男女問わず人気があるため、同じ機種を多めに扱う傾向があります。
釘読みは同じ機種で台によっては釘の設定が全然違うこともあるため、比較の対象としてはもってこいです。
パチンコ台が10台あるとすれば、角台が命釘や道釘が良くて、その隣の台が道釘が悪くてスルー釘周辺のワープゾーンが狭いなど、台が空いていれば比較がしやすいです。
そのため、同じ機種を多く扱っていれば、釘読みを行って比較しやすいので、優良台を見つけやすくなります。
貴重なスキルを身に付けてもパチンコの釘読みの意味がない理由について
釘読みのスキルを苦労して身に付けたのに、効果が発揮できないこともあります。
ある意味では落とし穴と言っても過言ではないでしょう。
釘読みの意味がない主なケースについて2つ取り上げました。
そもそもパチンコ店が釘をいじると違法だから
意外と知らない人もいるかもしれませんが、パチンコ店が釘をいじる行為は風営法で禁止されています。
例外として公安委員会の承認を得れば別ですが、現実的ではありません。
実際に過去には摘発された事例があります。
現在でも一部店舗で釘を調整して営業しているところもありますが、風営法に違反しない程度の釘調整を行っているようです。
つまり、出玉性能に影響しない程度の微調整が主流で、ヘソ釘のところを明らかに狭めるような釘の調整は打ち手にとって不利となり、出玉性能に影響するため、打ち手が見極めにくい部分の釘を調整して営業しているのが現実的かもしれません。
大手パチンコ店なら、あからさまな釘調整をせずともお客さんが入って打ってくれるので、リスクを取らず釘調整を全く行わない(優良・極悪設定もなく初期のデフォルト設定)で営業しているところもあります。
このような店舗なら釘読みを行うメリットはないかもしれません。
設置台数が少ない機種だと釘読みする意味がないから
パチンコ店では設置台数が多い機種もあれば少ない機種もあります。
例えば、海物語シリーズやエヴァ15などの機種は設置台数が多いですが、新台で2台だけ導入といった機種もあります。
パチンコ店は営業するにあたり、新台を最初は少なめに入れて、お客さんの食いつきが良い(稼働率が高い)機種は増台して対応することがよくあります。
設置台数が少ないと、いざその台に座って打ちたいと思っても、他のお客さんが打っていて釘読みすらできないことがあります。
特に機種が1台しか設置していなければ、同じ機種で比較もできないため、釘読みの難易度が上がってしまう恐れがあります。
このような状況下では釘読みの意味がないと言わざるを得ません。
まとめ
今回はパチンコの釘読みについて広く解説してきました。
パチンコの勝率を上げるためには釘読みは有効な手段です。
ただし、釘読みしないで打っていた人にとってはスキルを身に付けるまでに時間を要します。
釘読みを身に付ければうまく立ち回れそうですが、状況次第ではせっかく身に付けた釘読みのスキルが発動できない可能性もあります。
釘読みをしながらパチンコを打つためには大手パチンコ店、もしくは大規模店で実施することをおすすめします。
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